国立西洋美術館本館
東京都(1959年)
設計:ル・コルビュジエ
注目!
2016年7月17日に「世界文化遺産」に決定しました。
写真引用:ウィキペディア
フランスからの松方コレクション返還に際して建設されました。
ル・コルビュジエ*1)による基本設計ののち、弟子の前川國男・坂倉準三・吉阪隆正*2)らが実施設計を担当しました。
写真引用:ウィキペディア
その後、美術館本体を保存活用するため1998年に改修工事が行われました。この際「免震レトロフィット工法」*3)が採用され、竣工時の形態を保ったまま安全性を高めています。
写真引用:ウィキペディア
《ル・コルビュジエの主な作品》
◇建築作品◇
サヴォア邸(1931年)
ユニテ・ダビタシオン(1952年)
ロンシャンの礼拝堂(1955年)
ラ・トゥーレット修道院(1958年)
◇都市計画◇
300万人のための現代都市(1922年)
ユルバニスム(1924年)
ヴォアザン計画(1925年)
輝く都市(1933年)
チャンディーガル(1951年〜)唯一実現した計画
◇著作◇
建築をめざして(1923年)
モデュロール1(1948年)
モデュロール2(1955年)
*1)ル・コルビュジエ
「近代建築の三大巨匠」のひとりです。
ほかは「フランク・ロイド・ライト」と「ミース・ファン・デル・ローエ」(バウハウス3代目校長)になりますが、バウハウス設計者であり初代校長でもありヴァルター・グロピウスを加えて四大巨匠と称されることもあります。
*2)前川國男、吉阪隆正、坂倉準三
ル・コルビュジエに師事した日本人の三人の弟子です。
*3)免震レトロフィット工法
既存建物の基礎部に免震装置して耐震性能の向上を図る工法です。構造体の補強をほとんど行わなくて済むため外観デザイン等を維持することができます。
東京駅丸の内駅舎にも採用されている。
改訂:2016年7月17日