香川県庁舎東館(旧庁舎)(1958年、香川県)
設計者:丹下健三(たんげけんぞう)
DOCOMOMO20選*1)に選ばれた初期の丹下建築になります。
元は香川県庁舎の本庁舎として建てられました。1950年代の庁舎建築の代表作であり、鉄筋コンクリート造ですが、柱と梁が日本の伝統建築の木割りのような表現となっています。
地上3階の低層棟は議場・県庁ホール、地上8階+塔屋3階の高層棟は執務室にて構成されています。
1階部分は庭園・広場やピロティとなっており交流ゾーンとして計画されていますが、ル・コルビュジェ*2)の影響がうかがわれます。
上段写真引用:ウィキペディア
下段写真:山品映二氏撮影
*1)DOCOMOMO20選
モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織
do.co.mo.mo_japan
*2)ル・コルビュジェ
近代建築三大巨匠と呼ばれる建築家の1人。ドミノ式やモジュロールの発案者。