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開智学校

開智学校(重要文化財)
長野県(1876年)
設計:立石清重

Kaichi01 S tomokazu

写真撮影:@S_tomokazu 2015年5月

この時代(明治初期)までの学校校舎としてはお寺のお堂などを使っていました。いわゆる寺子屋といえます。
文明開化の時代を受け、棟梁であった立石清重が洋風建築を東京で学び設計施工した建築です。
伝統的な和風のデザインに洋風スタイルを取り入れた擬洋風建築となっていますが、外観の形状には次のような特徴があります。屋根に突き出した八角形の塔屋や車寄せの唐破風などにより構成される瓦屋根となっています。
壁は木造下地の上に漆喰にて仕上げられています。エントランス部分は車寄せとなっており、その上部にはエンジェルの彫刻が施されています。また、バルコニー下には竜の彫刻があり、独特な正面ファサードとなっています。

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写真引用:ウィキペディア

当時、ギヤマンと呼ばれる色ガラス製品も流通しはじめており、開智学校でも取り入れられていることにより「ギヤマン校舎」と呼ばれたりしています。
なお、開智学校とは日本最初の学校制度である教育法令の序文にある「智を開き才芸を長する」からネーミングされています。
この開智学校が取り上げられるのは、その後の小学校建築に多大な影響を与えたからです。

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