サン・ピエトロ大聖堂
16〜17世紀:バチカン市国
旧聖堂*1)の改築により建てられた世界最大の教会堂です。
計画にはミケランジェロやベルニーニなどの多くの芸術家が参加しています。ルネサンスからバロック時代にかけて作られた建物です。
ルネサンスでは集中&求心的な平面ですが、この大聖堂はバロック的な軸性の感じられる平面や楕円をモチーフにした形状が見受けられます。
中央にある巨大なドームはミケランジェロのデザインがベースとなっており、正面に張り出した長方形の部分はマルデナによる建造です。また、全面広場と「コロネード」と呼ばれる列柱はベルニーニによる建造となっています。
楕円形の広場は軸性が感じられる形状であり、中央には「オベリスク」が配置されています。
*1)旧サン・ピエトロ大聖堂
使徒ペテロの墓の上に建てられた教会堂。現在のサン・ピエトロ大聖堂の前身
写真引用:ウィキペディア