大阪市中央公会堂
大阪府、1918年
設計:岡田信一郎、実施設計:辰野金吾、片岡安
日本ではまだ珍しかった指名設計競技、いわゆるコンペにより選出された建築物です。現在では珍しくないですが、この指名設計競技には懸賞金もついていました。
鉄骨煉瓦造の地上3階/地下1階建の建物で、外観の特徴は、赤煉瓦と白色の花崗岩のコントラストによるネオ・ルネサンス様式を基調としたデザインです。
2つの塔に挟まれた形で中央の上部に大きなアーチがあるのが特徴です。
1970年代に入ると建替えの検討がされましたが、「市民による保存運動」により建替えすることなく保存する道を歩みます。その後、1999年から2002年にかけて耐震化および免震レトロフィットの採用およびバリアフリー化を含む保存・再生工事が行われました。
写真引用:ウィキペディア