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帝国ホテル(旧館)

帝国ホテル(旧館)
神奈川県(1923年)
設計:フランク・ロイド・ライト

Th teikokuhotel 01

写真:サイト管理者撮影2014年6月

近代建築三大巨匠のひとりであるF.L.ライト*1)の日本国内における作品です。
竣工して落成式のその日に関東大震災に見舞われましたが倒壊を免れた経緯をもっています。
スクラッチ模様のレンガ*2)や大谷石で外部内部共に仕上げられています。そしてテラコッタの幾何学的な彫刻など派手に装飾が施されています。

Th teikokuhotel 03

写真:サイト管理者撮影2014年6月

写真ではこまかな装飾の隙間から光が差し込む様子が見られます。ちょっとやり過ぎ感もありますが、外国の賓客を迎えるホテルということもあったのでしょう。
なお、装飾はタイルやレンガ、石を多用していますが構造は鉄筋コンクリート構造です。

Th teikokuhotel 04

写真:サイト管理者撮影2014年6月

平面計画は、エントランスを中心に左右対称の形状となっており、中心のゾーンにエントランスのほか宴会場や厨房があります。両サイドには中廊下型の客室棟がありましたが、現在はエントランス・玄関部分のみ愛知県の明治村に移築保存されています。

Th teikokuhotel 02

写真:サイト管理者撮影2014年6月

*1)F.L.ライト
近代建築の三大巨匠と呼ばれています。ほかにはル・コルビュジエやミース・ファンデル・ローエが挙げられます。

*2)スクラッチ
引っ掻きキズのような模様を指します。

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