多摩平団地(たまだいらだんち)(昭和33年)東京都日野市
事業主:日本住宅公団(現UR都市公団)
中層棟においては住棟の住棟間側に階段を配置したり、低層棟のテラスハウスでは庭をはさんだコミュニティの形成を促すようなしかけがされていることで知られています。また、すべての住戸が賃貸のタイプとなっています。
低層棟のテラスハウスは日本の集合住宅の歴史においては先駆けといえます。
ブロック造、RC造の壁式やラーメン構造、プレキャスト工法(PC)の前身となるTilt-Up工法*1)のテラスハウスも試験的に建設された。
現在はシェアハウスなど多様な運営がなされています。
参考サイト
UR都市機構|団地再生事業等|ルネッサンス計画2|多摩平の森 ルネッサンス事業の概要
団地再生プロジェクト
AURA243多摩平の森
*1)Tilt-Up(ティルトアップ)工法
現場製作の鉄筋コンクリートの壁や床の部材を組み立てていく工法
写真引用:60年代の残像 in 多摩平団地