ハーレン・ジードルンク
スイス・ベルン(1961年)
設計:アトリエ5
写真引用:en_Wikipedia
郊外に立地した低層集合住宅です。敷地面積は25000㎡あり、住戸は75戸にて構成されています。
南向きの傾斜面に計画されたテラスハウス(約200人が入居)となっており、公共施設等が含まれているほか広場、ガソリンスタンドなど一通りそろっています。
写真引用:en_Wikipedia
設計者のアトリエ5のメンバーはル・コルビュジエの設計したユニテダビタシオンの影響を受けているといわれています。
平面計画をみると間口がユニテダビタシオンとおなじ寸法となっており、ユニテダビタシオンを横倒しにしてテラスハウスとして再構成しようとしたともいわれています。
建築家6人にて協同で土地を購入にして建築をしているあたりに思い入れの深さが感じられます。
写真引用:de_Wikipedia
低層集合住宅の新しい方向を示した建築であり、江戸川アパートにみられる生涯を過ごすことのできるアパートとしたコンセプトなど、日本の同潤会アパートや公団住宅にも影響を与えた作品であると考えられます。