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近隣住区理論

産業革命以後、近代の住環境も大きく変化しました。とりわけ人口の急激な増加による住居地域に対する諸問題がクローズアップされていきます。
このような背景より住宅地に対する理論提唱が登場します。とりわけ有名な理論が、アーサー・ペリー*1)による近隣住区理論*2)とE.ハワードによる明日の田園都市*3)です。

事例:ラドバーン住宅地*4)、レッチワース住宅地千里ニュータウンetc

Kinrinjuku01
画像引用:Wikipedia_en




1.規模:小学校を中心とした生活圏の人口面積
2.住区界:住区内の通過交通を排除するため住区の外側に幹線道路を配置
3.空地:小公園、レクリエーション・スペースを住区面積の1割以上確保
4.公共施設:住区の中心部や公共広場周辺に小学校、教会、コミュニティーセンター等を配置
5.商業施設:住区周辺に商店街地区を1カ所以上、隣接住区の店舗群に接して配置
6.住区内道路:街路網は通過交通を防ぐように配置




小学校の校区を標準とする
規模約64ha
人口8,000〜10,000人



*1)Clarence Arthur Perry(1872- 1944):アメリカの社会・教育運動家、 地域計画研究者。
*2)近隣住区理論:1923年概要発表、1929年出版
*3)明日の田園都市:エベネザー・ハワード著1899年
*4)ラドバーン(Radburn):1929年から開発が始まった郊外住宅地。

参考書籍:近隣住区論―新しいコミュニティ計画のために
クラレンス・ペリー (著), 倉田 和四生訳『近隣住区論』鹿島出版会




(最終校正2013年1月5日)

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