八幡浜市立日土小学校(やわたはましりつひづちしょうがっこう)
1956年、愛媛県八幡浜市、重要文化財
設計:松村正恒
写真引用:八幡浜市立日土小学校WEBサイト
http://www.yawatahama.ed.jp/cms/hizuchi-es/
2012年に日本建築学会賞および国重要文化財に指定された木造モダニズム建築でとても珍しい学校建築です。また、2階建ての木造校舎は、一部に鉄骨トラス梁や鉄筋部レースを採用しています。
写真引用:文化財遺産オンライン
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/267453
カーテンウォール方式による水平に連続する窓や、喜木川に張り出したテラスなどのモダニズムの要素のほか、緩やかな外階段、切妻屋根などの勾配屋根により、周囲への景観配慮などもされています。また教室は、クラスター型による計画がされていることも特徴的です。
写真引用:八幡浜市立日土小学校WEBサイト
http://www.yawatahama.ed.jp/cms/hizuchi-es/
2006〜2008年にかけて東校舎および中校舎を改修し、西校舎は普通教室追加による改築
が行われました。なお、東校舎においては教室と廊下の間に中庭を設け、通風換気と両側採光による明るさの確保がされています。
1999年にDOCOMOMO*1)に選出され、2007年には八幡浜市文化財に指定されています。
*1)DOCOMOMO20選
モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織
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