Browse Month: 5月 2016

帝国ホテル(旧館)

帝国ホテル(旧館)
神奈川県(1923年)
設計:フランク・ロイド・ライト

Th teikokuhotel 01

写真:サイト管理者撮影2014年6月

近代建築三大巨匠のひとりであるF.L.ライト*1)の日本国内における作品です。
竣工して落成式のその日に関東大震災に見舞われましたが倒壊を免れた経緯をもっています。
スクラッチ模様のレンガ*2)や大谷石で外部内部共に仕上げられています。そしてテラコッタの幾何学的な彫刻など派手に装飾が施されています。

Th teikokuhotel 03

写真:サイト管理者撮影2014年6月

写真ではこまかな装飾の隙間から光が差し込む様子が見られます。ちょっとやり過ぎ感もありますが、外国の賓客を迎えるホテルということもあったのでしょう。
なお、装飾はタイルやレンガ、石を多用していますが構造は鉄筋コンクリート構造です。

Th teikokuhotel 04

写真:サイト管理者撮影2014年6月

平面計画は、エントランスを中心に左右対称の形状となっており、中心のゾーンにエントランスのほか宴会場や厨房があります。両サイドには中廊下型の客室棟がありましたが、現在はエントランス・玄関部分のみ愛知県の明治村に移築保存されています。

Th teikokuhotel 02

写真:サイト管理者撮影2014年6月

*1)F.L.ライト
近代建築の三大巨匠と呼ばれています。ほかにはル・コルビュジエやミース・ファンデル・ローエが挙げられます。

*2)スクラッチ
引っ掻きキズのような模様を指します。

チャンディーガル

チャンディーガル(インド)
1951年 ル・コルビュジエ

ル・コルビュジエの提案した唯一実現した計画になります。
インドとパキスタンの分離独立の際にパンジャブ州として新たに都市を建設することとなり、都市計画といくつかの建物がル・コルビュジエにより計画されました。

都市の全体構成は秩序だった格子型の道路によりユニット化(分割)されセクターで分類されています。
道路は7つの段階により構成されています。大きいスケールである広域幹線道路から小さいスケールとなる自転車や歩行者用道路といった利用形態により分類されています。

ル・コルビュジエにより計画された建物としては、議事堂、州庁舎、最高裁などがあり、北側のキャピトル・コンプレックスの地区に建設され、また、東側には人工湖であるスクナ湖があります。

Th Corbu Chandigarh Palais Justice

高等裁判所
写真引用:ウィキペディア

Th Palace of Assembly Chandigarh 2006

立法議会
写真引用:ウィキペディア

Th Secretariat Chandigarh

行政庁舎
写真引用:ウィキペディア

《ル・コルビュジエの主な作品》
◇建築作品◇
サヴォア邸(1931年)
ユニテ・ダビタシオン(1952年)
ロンシャンの礼拝堂(1955年)
ラ・トゥーレット修道院(1958年)
◇都市計画◇
300万人のための現代都市(1922年)
ユルバニスム(1924年)
ヴォアザン計画(1925年)
輝く都市(1933年)
チャンディーガル(1951年〜)唯一実現した計画
◇著作◇
建築をめざして(1923年)
モデュロール1(1948年)
モデュロール2(1955年)

国立西洋美術館本館の改修保存


国立西洋美術館本館
東京都(1959年)
設計:ル・コルビュジエ

注目!
2016年7月17日に「世界文化遺産」に決定しました。

Th National museum of western art05s3200

写真引用:ウィキペディア

フランスからの松方コレクション返還に際して建設されました。
ル・コルビュジエ*1)による基本設計ののち、弟子の前川國男坂倉準三吉阪隆正*2)らが実施設計を担当しました。

Th National museum of western art06n3200

写真引用:ウィキペディア

その後、美術館本体を保存活用するため1998年に改修工事が行われました。この際「免震レトロフィット工法」*3)が採用され、竣工時の形態を保ったまま安全性を高めています。

Th SEISMIC RETROFIT MECHANISM OF THE NATIONAL MUSEUM OF WESTERN ART TOKYO 20100321

写真引用:ウィキペディア

《ル・コルビュジエの主な作品》
◇建築作品◇
サヴォア邸(1931年)
ユニテ・ダビタシオン(1952年)
ロンシャンの礼拝堂(1955年)
ラ・トゥーレット修道院(1958年)
◇都市計画◇
300万人のための現代都市(1922年)
ユルバニスム(1924年)
ヴォアザン計画(1925年)
輝く都市(1933年)
チャンディーガル(1951年〜)唯一実現した計画
◇著作◇
建築をめざして(1923年)
モデュロール1(1948年)
モデュロール2(1955年)

*1)ル・コルビュジエ
「近代建築の三大巨匠」のひとりです。
ほかは「フランク・ロイド・ライト」と「ミース・ファン・デル・ローエ」(バウハウス3代目校長)になりますが、バウハウス設計者であり初代校長でもありヴァルター・グロピウスを加えて四大巨匠と称されることもあります。

*2)前川國男、吉阪隆正、坂倉準三
ル・コルビュジエに師事した日本人の三人の弟子です。

*3)免震レトロフィット工法
既存建物の基礎部に免震装置して耐震性能の向上を図る工法です。構造体の補強をほとんど行わなくて済むため外観デザイン等を維持することができます。
東京駅丸の内駅舎にも採用されている。

改訂:2016年7月17日


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