ハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)(573年トルコ)世界遺産
アヤソフィア、あるいはハギア・ソフィアとよばれる教会堂建築です。
イスタンブールのギリシャ側に立地しています。
アヤソフィアは「聖なる知恵」という意味であり、キリスト教総主教会の教会建築として創建されました。
初期ビザンチン建築を代表する教会堂であり、最大の特徴はパシリカ形式の空間の身廊中央部あるペンデンティヴによる巨大なドームです。
この当時は石造建築が主流ですが、この規模のドームは世界最大級です。
15世紀になるとイスラム教の支配下に移りますが、当時奪取された教会は異教の建築として取り壊されていましたが、ハギア・ソフィアはその貴重さにより
モスクとして使用されるようになりました。
ミナレットと呼ばれる4本の尖塔はそのイスラム政権により増築されたものになります。
また、ドーム内の壁にはイスラムの文字が描かれた円盤がみられますが、キリスト教支配下のときにキリスト像などが飾られていた場所になります。
(イスラム教は偶像信仰がないため)
キリスト教総主教会からイスラム教のモスクとなり「2宗教の共存」という珍しい建築として知られています。
写真引用:ウィキペディア