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サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂
16〜17世紀:バチカン市国

St Peter s Square Vatican City April 2007

旧聖堂*1)の改築により建てられた世界最大の教会堂です。
計画にはミケランジェロベルニーニなどの多くの芸術家が参加しています。ルネサンスからバロック時代にかけて作られた建物です。
ルネサンスでは集中&求心的な平面ですが、この大聖堂はバロック的な軸性の感じられる平面や楕円をモチーフにした形状が見受けられます。

Vatican StPeter Square

中央にある巨大なドームはミケランジェロのデザインがベースとなっており、正面に張り出した長方形の部分はマルデナによる建造です。また、全面広場と「コロネード」と呼ばれる列柱はベルニーニによる建造となっています。

View of saint Peter basilica from a roof

楕円形の広場は軸性が感じられる形状であり、中央には「オベリスク」が配置されています。

*1)旧サン・ピエトロ大聖堂
使徒ペテロの墓の上に建てられた教会堂。現在のサン・ピエトロ大聖堂の前身

写真引用:ウィキペディア

ヴォルムス大聖堂

ヴォルムス大聖堂(聖ペーター教会)(ドイツ、1090年頃)

Worms Doom01

ドイツの南西部に位置するラインラント=プファルツ州にある都市ヴォルムスの中心地にある大聖堂です。
ドイツに多くみられるロマネスク建築の教会です。

教会堂の東西両端に各一カ所ずつ内陣を持つ形式である「二重内陣式」となっており、ドイツの聖堂にはタイプが多くみられます。ヨーロッパの聖堂では内陣は1カ所でもう一方を出入り口(ファサードを構成)にしているものが多いので珍しいと言えます。

なお、「内陣」とは聖職者などが使用する教会堂内の奥まった部分のことを指します。通常柵や障壁で区画し大祭壇が安置されています。建築的にはアプス*1)の外周の側廊、周歩廊、祭室を含めて内陣と呼びます。

*1)アプス
建物や部屋に付属して作られる半円もしくは半円形状の平面部分を指します。一般的には建物の外側にまでこの形状が現れますが、内部と異なる形状であることもあり、天井は半ドームをかけていることが多い。ヴォルムス大聖堂のような教会堂では、このアプスを身廊東端に設けて大祭壇を配置しますがほかにも方形の形状のものなどもみられます。

写真引用:ウィキペディア

ハギア・ソフィア

ハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)(573年トルコ)世界遺産


Hagia Sophia01

アヤソフィア、あるいはハギア・ソフィアとよばれる教会堂建築です。
イスタンブールのギリシャ側に立地しています。
アヤソフィアは「聖なる知恵」という意味であり、キリスト教総主教会の教会建築として創建されました。

初期ビザンチン建築を代表する教会堂であり、最大の特徴はパシリカ形式の空間の身廊中央部あるペンデンティヴによる巨大なドームです。
この当時は石造建築が主流ですが、この規模のドームは世界最大級です。
15世紀になるとイスラム教の支配下に移りますが、当時奪取された教会は異教の建築として取り壊されていましたが、ハギア・ソフィアはその貴重さにより
モスクとして使用されるようになりました。

ミナレットと呼ばれる4本の尖塔はそのイスラム政権により増築されたものになります。

Hagia Sophia03

また、ドーム内の壁にはイスラムの文字が描かれた円盤がみられますが、キリスト教支配下のときにキリスト像などが飾られていた場所になります。
(イスラム教は偶像信仰がないため)

キリスト教総主教会からイスラム教のモスクとなり「2宗教の共存」という珍しい建築として知られています。







写真引用:ウィキペディア





ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿 17世紀 フランス

日本では漫画「べルサイユのばら」でお馴染み(?)のヴェルサイユ宮殿は、太陽王と呼ばれたルイ14世が建てたパリ郊外にある壮大なバロック建築の宮殿です。

Vue aérienne du domaine de Versailles par ToucanWings - Creative Commons By Sa 3.0 - 144

引用:partnership wikipedia

元はルイ13世が狩猟の休息小屋を建てたのがはじまりで、その後、ルイ14世が50年に渡って本格的な造営に取り組みました。この時期はバロック様式でした。そして、ルイ15世になると、荘重さよりも軽快で優雅なロココ様式が取り入れられたのち、ルイ16世時代には、新古典主義の様式が取り入れられました。これらの増改築を経て現在の姿となっています。


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