Browse Day: 7月 8, 2016

八幡浜市立日土小学校

八幡浜市立日土小学校(やわたはましりつひづちしょうがっこう)
1956年、愛媛県八幡浜市、重要文化財
設計:松村正恒

日土小校舎1写真引用:八幡浜市立日土小学校WEBサイト
http://www.yawatahama.ed.jp/cms/hizuchi-es/

2012年に日本建築学会賞および国重要文化財に指定された木造モダニズム建築でとても珍しい学校建築です。また、2階建ての木造校舎は、一部に鉄骨トラス梁や鉄筋部レースを採用しています。

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写真引用:文化財遺産オンライン
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/267453

カーテンウォール方式による水平に連続する窓や、喜木川に張り出したテラスなどのモダニズムの要素のほか、緩やかな外階段、切妻屋根などの勾配屋根により、周囲への景観配慮などもされています。また教室は、クラスター型による計画がされていることも特徴的です。

17日雪景色1
写真引用:八幡浜市立日土小学校WEBサイト
http://www.yawatahama.ed.jp/cms/hizuchi-es/

2006〜2008年にかけて東校舎および中校舎を改修し、西校舎は普通教室追加による改築
が行われました。なお、東校舎においては教室と廊下の間に中庭を設け、通風換気と両側採光による明るさの確保がされています。

1999年にDOCOMOMO*1)に選出され、2007年には八幡浜市文化財に指定されています。

*1)DOCOMOMO20選
モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織
do.co.mo.mo_japan

明日の田園都市

明日の田園都市
1899年、エベネザー・ハワード(イギリス)
事例:レッチワース、ウェルインetc

800px ハワード 明日の田園都市 3版 02

イギリスでは、産業革命が起きて人口が急速に増えていくことにより住宅地の問題がおきました。
そこでエベネザー・ハワードは都市と田舎の長所を生かした田園都市(ガーデンシティー)を開発することを書籍「明日の田園都市」(Garden Cities of To-Morrow)により提案しました。エベネザー・ハワードは近代都市計画の祖とも呼ばれています。

800px ハワード 明日の田園都市 3版 03

田園都市構想では、都市、田舎、田園都市の3つを磁石に例えて人をひきつけると説いています。

800px Diagram No 1 Howard Ebenezer To morrow

田園都市構想は、3万人程度の限定された規模の自律した職住近接型の都市を郊外に計画する構想となっていました。
土地は公有化するものとし住戸と雇用を備えることで、自立した営みができる職住近接の考え方であり、賃貸住宅は田園都市を運営する土地会社によって運営が行われます。そして、この土地会社による資金を元に、住民によるコミュニティ形成もめざしていました。

800px Diagram No 7 Howard Ebenezer To morrow

構想の考え方ですが、まず小さなサテライトとなる都市を中心のセントラルとなる都市からの放射状同心円の郊外結節点に計画します。

800px Diagram No 3 Howard Ebenezer To morrow

次に各サークルの構成の仕方ですが、同心円上の外側から農業ベルト→工業ベルト→住宅地ベルトと構成します。外側の方に鉄道網を計画することで物資の運搬などの利便性を高めます。中心部には公園や公共施設などを配置します。

このように無制限に規模が拡大するのを制御して各サークルとなる都市と地域をネットワーク化する方法をハワードは提案しました。
そして明日の田園都市構想は、各地のニュータウン計画において多数実現することとなりました。日本においても、鉄道会社がこの田園都市の考え方を基に開発活動をするなど多くの影響を受けています。

画像引用:ウィキペディア


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